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2017.06.02
カテゴリ : 税務・会計

こんにちは、藤井経営の深澤です。

相続のお話しの続きです。

本屋さんに並んでいる経済紙や週刊誌に相続税の「節税法」の特集が定期的に組まれています。

読んでみると「劇的な節税方法」が掲載されていて、是非実行をしてみたいと思う方もいらっしゃるようで関与先の方々からもお声をかけて頂くことも多々あります。そんなときに雑誌の例題ではなく実際の関与先の数字で計算すると雑誌とはかけ離れた結果になることも多いようです。

雑誌はあくまで最高の効率で影響を与える状況で例題を出すことがありますが、実際には効果が薄いこともあります。

「特殊な事を高いコスト」をかけて実行するのではなく、通常の生活の中で当たり前の事を長く続けていくことが一番の効果を発することがあります。例えば、一般の贈与、生活費の負担、子供さんやお孫さんの学費の援助、時間の経過で価値が下落するものを購入して貸してあげる(車等)などをすることで10年間で1億円位の資産減少になります。

そんな時に問題になるのが税制や法律ではなく、家族間の信頼関係や思いやりです。親子であれば喧嘩になることもあるでしょう、ずっと平坦な関係でいることの方が珍しいと思います。感情が高ぶると継続して援助してあげている事を中止したり、援助していたこと自体を後悔することになってしまいます。

是非、「劇的な節税」を実行する前に家族とゆっくりお話しをしてみる事をお勧めします。

2017.06.01
カテゴリ : 医業

藤井経営の藤井武です。

今日はまさに、梅雨の走り、と言った空模様で、どんよりと重たい印象です。
毎月思うのですが、1ヶ月の始まりとなる初日の天気くらいは晴天で、気分よく新たなスタートを切りたいものです。

前回に引き続き、医療法改正の話です。
今回の医療法改正は、第1弾平成28年9月1日、第2弾平成29年4月2日と施行が2段階になりますが、第2弾の改正項目の医療法人の外部監査の義務付等の中で、関係事業者(医療法人の役員・近親者(配偶者又は二親等内の親族)やその支配する法人(社員総会等の議決権の過半数を占めている法人))との取引に関して新たなルールが設けられました。
概要は、一定の取引規模(事業収益や事業費用が1,000万円以上かつ総事業収益又は総事業費用の10%以上を占める取引等いくつかの基準があります)を有する関係法人がある場合、今まで決算終了後に提出する決算届(事業報告書等、監査報告書)に“関係事業者との取引状況に関する報告”が追加されています。
これにより、医療法人の役員と関係性の深いMS法人との取引内容や理事長や理事個人との地代家賃等の支払い状況を報告することになる場合があります。

やはり、所轄する行政としても、前回ふれた“医療は非営利”を担保するためには、実際の医療法人の運営上における健全性を証明しなけばならないためと思います。
当然今までも健全性のある法人運営はされていますが、これからは報告事項の1つに追加される場合がありますので、医療法人と関係事業者間取引を行う場合は、その算定根拠や他の取引事例と比較した場合の取引契約・金額の妥当性については、より慎重に検討した上で契約を結ぶ必要があります。
また、以前は特別代理人選任申請を行い、第3者による公平な視点から法人関係者との取引の妥当性を判断しましたが、昨年9月以降の新医療法施行後はこの規定は削除され、こうした契約行為の妥当性について、理事の忠実義務(医法46の7の2①)や競業及び利益相反取引の制限(医法46の6の4)によって、理事会を開催して議決することになっています。

こうした医療法改正の流れを見ても、医療法人運営にあたっては、より一層の透明性の確保と医療法人としての様々な議決事項におけるガバナンスの確保が明確に求められていることが理解できます。

2017.05.31
カテゴリ : 人事・労務

上毛労務 薗田直子です。

この度、平成29年度厚生労働省『中小企業のための育児・介護支援プラン導入支援事業』の「育児プランナー」に就任しました。

『子育てと仕事の両立』は働き方改革のテーマの一つになっています。
平成28年度の育児休業取得者の割合は、女性81.8%と過去最高の水準に達しましたが、第一子出産後復帰して仕事を続けている女性の割合は53%と、半数近くが仕事を断念している状況です。これは、女性だけで解決できる問題ではなく、保育の受け皿といった社会的な整備、夫の育児・家事への参加、そして勤務先企業の支援と三本の柱で支えることが必要になってきます。

中小企業でも育児休業についての理解は、この数年でかなり進んだように思いますが、「育休中の急に人の確保ができない」「マイナス1で現場が回るのか?」「職員が本当に復帰してくれるか?」といった不安はよく耳にします。
育児休業に関わらず、今後休業者が出た際に「特定の人の負担にならないための」業務体制や、しっかりと自身の仕事に責任をもった上で「お互い様」でサポートし合う意識の醸成は職場ぐるみでつくっていくことが大切です。

育児プランナーは、企業を訪問し、中小企業の実情にあった『育休復帰支援プラン』策定を支援するという役割を担っています。

ご興味のある企業様は是非ご利用ください。
厚生労働省より事業を受託している株式会社パソナ様が問い合わせ先となります。
株式会社パソナ育児・介護支援プロジェクト http://ikuji-kaigo.com/

2017.05.30

今、三重県鈴鹿市にいます。私が担当している中で、一番遠い関与先に訪問しました。毎月訪問ではありませんが、訪問時は1泊となります。そして、その夜は社長と一緒に食事となりますが、社長の都合で従業員の方との場合もあります。

ある時、その従業員の方と入った居酒屋のメニューに、「トンボシビ」という刺身がありました。どんな魚聞いてみると、スーパーでもよく売っている安い魚で珍しいものではないということ。聞いただけでは解らないので、注文をしてみると、出てきたものは「ビンチョウマグロ」。確かに珍しい魚ではなかった。調べてみると、三重県全体ではないようだが、場所によってトンボシビというらしい。同じものでも、場所よって呼び名が違うことはよくあるが、人から聞いたのではなく目の当たりにして、何かものすごく物知りになったような気がした。

またある時、社長と食事をした後(社長はお酒を飲まないため食事だけ)1人でホテルの近くの店に入った。1人入るのにちょうどよい広さでカウンターもあり、夫婦で店をまわしているようだった。程よく酔った私は、他に客がいなっかったこともあり、カウンターの奥にいるマスターと次回の約束をして、ホテルに帰った。次の機会に、その店を訪れるとそのマスターは、覚えている感じではなかった。こんな感じだから、マスターとゆっくり話せる客の入りなのかなと思った。料理も結構おいしかったけど。

仕事とはいえ、せっかく遠くまで来ているので、楽しませてもらってます。

吉田典佳

 

2017.05.29
カテゴリ : DAILY TIPS

おはようございます。

上毛労務 岩野です。

 

最近、気持ちのいい日が続いていますね。

そのため、週末はどこかにお出かけたり、体を動かしたくなる気持ち

になります。

 

先日、ちょっとしたことから中学3年生の娘とマラソンで勝負することに

なりました。娘は現役中学生、バレー部に所属しほぼ毎日厳しい練習と試合

に汗を流している。

一方で私はといえば、普段運動はしていないものの、昨年11月に

フルマラソン完走という実績を掲げ、女子中学生を相手に正直いい勝負

になるなと思っていました。

 

勝負は、300m×4周の1,200m。序盤こそリードしていたものの、

終わってみれば娘に150m超の大差をつけられ敗北してしまった。

 

少なくとも昨年11月の時点では、いい勝負をしていた。

しかし、11月以降これといって運動をしなかった者と、毎日着実に体力を

つけていた者との差がこのような結果に至ってしまった。

 

「継続は力なり!」この半年で娘が極端に成長した訳ではない。

毎日の積み重ねが力となり、このような結果を作り出したのだ。

 

私自身、毎年12月に「1年間の行動目標」を立てて実行するように

しています。しかし、ここ数ヶ月忙しさを理由にさぼりかけていた、まさに

その最中の出来事。

 

「日々の積み重ねが、のちに大きな力になる」

毎日少しずつでもいい!積み重ねていくこと、続けていくことが

とても大切であることの意味を身をもって痛感いたしました。

 

来月で今年の半分が終わってしまう。

あらためて行動目標を見返し、その理由を明確にしたうえで実行していきたいと

思いました。

 

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