診療・介護報酬改定から雑感

藤井経営の藤井武です。

北陸地方を襲っている異常気象で、自動車内に閉じ込められ、大変不自由な状況の方が多くらっしゃるようです。また、今回の災害関連で命を落とす方もいる。心からお見舞い申し上げたいと思います。

さて、診療・介護報酬の同時改定の内容が明らかになった。介護は一足先に先月26日に、診療報酬は2月7日に厚生労働大臣へ答申された。

両改定の内容をみても、キーワードとなるのは「地域包括ケア」。
住み慣れた地域で、家族や顔なじみの先生、介護スタッフに見守られながら一生を終える。こうした形に医療・介護提供体制を整えるための後押しを、報酬改定という経済誘導で行っている。今回は、より色濃い内容である。

在宅医療を行うかかりつけ医の評価、介護施設での看取りの評価などが見直され、より重視された。デイサービスやデイケアなどでは、プロセスよりも結果(アウトカム)がより評価される。

今まで在宅や訪問診療などの必要性を感じているが、通常の外来や入院医療から大きく舵を切る場合、現在のコスト(支出)とのバランスから、なかなか踏み切れない経営者が多かった。かかりつけ医機能、遠隔診療、7:1入院料評価、介護医療院の新設・・・。
この同時改定を機に、潮目が変わるのではないか。

これからの医療機関・介護施設経営は、もっと厳しくなるだろう。
地域における役割に基づく理念(ビジョン)経営の大切さをとても感じる改定内容である。しっかりと改定内容を理解した上で、適切な情報提供に努めたい。