兵は拙速を尊ぶ

藤井経営の須田です。

皆さんは仕事のスピートを求める余りに、質が落ちると思う方はどの位いるでしょうか?

私自身は、雑な仕事は好きではあらず、質を保とうとする人間だなと思っています。しかし、その事が自分の美意識だと感じているが故に、質を求める余りに目的到達まで行かない事も多々あります。如実に現れるのが庭の選定。木々の造形を気にしているが故に、目的箇所に到達出来ず時間まで間に合わない。問題なのは、仕事が終わる見通しが立っていないのに、質を高める為に時間を費やしてしまう考え方。本当に自分のダメな処。100%を求める余りに、時間を守れない人になっている。

「兵は拙速を尊ぶ」孫子の言葉で現代語に直すと、「仕事は最初のうちに迅速に終わらせると良い」という事です。

スマホアプリに例えれば、完璧なものは配信されておらず、毎回アップデートが行われます。販売時期に合わせる為に、完璧なものでなくてもリリースされ、順次修正が加えられるのです。

私達の業務は、間違いが許される事ではありません。しかし、それ以上に時間を守らないといけない業務であります。時間を守るために、何をすべきなのか考えて行動する事が大切だと改めて思う日々であります。